2026年8月30日
かつらの知識ウィッグの寿命はどのくらい? 長持ちさせるコツと、寿命を縮める意外な原因
ウィッグの寿命はどのくらいか?——一般的に、毎日使って3年と言われています。そして意外に思われるかもしれませんが、寿命を縮めるいちばんの原因は「洗いすぎ」です。
この記事は、広島のオーダーメイドウィッグ専門店イーブンが、新規のご相談の前にお伝えしている「基本の説明」をそのまま公開するシリーズです。ウィッグは消耗品です。「どのくらい持つのか」「何をすると傷むのか」を、先に正直にお伝えします。
どのくらい持つ?
一般的に、毎日使って3年と言われています。ただし3年後には毛が抜け、ベースも傷んで、自然さはだいぶ失われているのが実際のところです。イーブンが最長でも2年半で交換するサブスクをおすすめしているのは、このためです。
もちろん個人差があります。3年以上自然な状態を保つ方もいれば、1年持たない方もいます。製品の仕様と、日々の扱い方しだいです。
ひとつ知っておいていただきたいのは、毛量と耐久性の関係です。毛量が多いほど丈夫で長持ちしますが、毛量を少なくするほど自然に見える一方、耐久性は落ちます。「自然さ」と「丈夫さ」は、少しトレードオフの関係にあります。
- ホールスキン(薄くて軽いベース)は、その分傷みが早いため、1年半までの交換をおすすめしています
- 天然人毛白髪は、黒い毛が色落ちしたときに毛染めをすると白髪まで染まってしまうため、1年交換をおすすめしています
傷んでくると、どうなる?
毛が抜ける、ネットが破れる、毛が縮れる、毛が絡まりやすくなる——こうした症状が少しずつ出てきます。
寿命を縮めるいちばんの原因は、実は「洗いすぎ」です
意外に思われるかもしれませんが、製品を最も傷めるのは「洗うこと」です。おすすめの頻度は10日〜2週間に1回、または臭いが気になったときで十分です(正しい洗い方はYouTubeでご紹介しています)。
大切なのは「洗わなくていい状態をどう保つか」。コツはこうです。
- 手ぐしを頻繁にしない(手の油分が髪に蓄積して、洗う回数が増えてしまいます)
- 整髪料は控えめに(同じ理由で、洗う回数を増やす原因になります)
- 夜は外して寝る(「留め方の話」でもご説明したとおりです )
- 外している間は、頭の形がキープされるスタンドに置く(専用品でなくても構いません。型崩れと髪の絡まりを防げます)
- できれば2つを交互に使う(靴と同じで、毎日同じ製品を使うと傷みが早くなります。使い分けると長持ちします)
サブスクの方は、2つ目の製品が届いてからは自然に「2つを交互に使う」体制になります(3つ目が届いたタイミングで、手元の2つのうちどちらか1つをイーブンにご返却いただきます。古い方・新しい方どちらでも構いません)。最初からサブスクで始めた方は、最初の交換までの期間だけ1つで過ごすことになります。
買い切りの場合、修理でどこまで延命できる?
増毛などの修理で、可能な限り延命できます(増毛修理は35,000〜40,000円ほど・髪の長さによります)。ただし、ベースの縁(トラック)が切れてしまうと、頭の角度が分からなくなるため修理ができません。
トラックが切れる前には前兆があります。縁の生地(ポリウレタン)が破れ始め、そこから破れが広がっていきます。破れ始めに気づいたら、早めにご相談ください。「ベース保護テープ」(税込1,100円)で進行を抑える一時しのぎをしながら、次の製品の準備を進めるのがおすすめです。
サブスクの交換期間(1年〜2年半)は、この耐久性を踏まえて設計しています。詳しくは「サブスク(even club)の話」でご説明します。
※価格は2026年8月現在のものです。
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